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ホームページ制作をフリーランス(個人事業主)に依頼したら実はメリットが多い

ホームページ制作をフリーランス(個人事業主)に依頼したら実はメリットが多い

ホームページ制作の最大のネックと言われるのが、高額な製作費がかかること。

「そんなに高いなら、ホームページはいらない」って思う方が多い中、最近では低価格でホームページを作る方法に「フリーランスへ依頼してみよう」と、考える方が近年増えてきています。

そこで今回は、フリーランスにホームページ制作を依頼した場合についていろいろとお話していきます。フリーランスに依頼するメリットやデメリット、また賢い依頼の仕方などをしっかりとご説明していきます。

フリーランスにホームページ制作を依頼する3つのメリット

フリーランスの立場として以前より、認識されるようになった気はするものの、まだどこか不安を抱く方は一定数いらっしゃるようには思います。

まずは、そういった部分も踏まえ「フリーランスに依頼することのメリット」についてしっかりと説明していこうと思います。

驚くほど製作費が安い

制作会社に比べ、製作費が安いことがフリーランスの一番の大きなメリットだと思います。

フリーランスはひとりで行うことから、人件費・ビジネス上で発生する固定費は、制作会社と比べてとても安く済みます。
制作会社からの見積もりは100万円でも、フリーランスなら20万円だったなんて話もあるほど。半額以上の価格って…かなりの差がありますよね。

例え、大規模な案件だった場合でも制作会社は200万円、フリーランスなら80万円かかるかなって感じです。デザインの他に、技術力の高いエンジニアにも依頼してこの価格は、すごいと思います。

小さな案件から依頼が可能

制作会社は案件のボリュームや、製作費の兼ね合いで対応する・しないと決めるケースがあり、基本的に小さな利益しか出来ない案件は、引き受けないという会社も正直あります。

しかし、フリーランスの場合はそういった概念がない人も多く、デザインをすること・仕事にやり甲斐を持っている方が多いため、小さな案件だとしても快く引き受けてくれます。

安い案件なら、1500円とかで依頼ができちゃいます。

親しみやすく、コミュニケーションがスムーズ

フリーランスは、お客様の窓口から制作までを担当します。工程により窓口や業務担当者が変わる制作会社よりも、コミュニケーションは取りやすいと感じるでしょう。

担当者が変わると、お客様によっては落ち着きがなく、工程により担当者が変わると言われても、どの工程がどの担当者かを理解するのって難しいですよね。
しかし窓口が同じであるフリーランスならば、そういった不快な思いになることはありません。

担当者が変わらない=信頼関係を作り上げていける、親しみやすく話やすいなど、人間関係がより濃密になっていきます。

フリーランスにホームページ制作を依頼する3つのデメリット

では、次にどんなデメリットがあるのでしょうか。デメリットを話して、偏見を持ってしまうのも悲しいので、フリーランスとしての目線も合わせてご説明します。

納期の遅延がある可能性がある

フリーランスのデメリットとして一番はじめに挙げられるのが、フリーランスは代わりがいないということ。

怪我や病気などの急なアクシデント、身内の不幸により仕事が一時的に出来なくなった場合、納期の遅延や最悪納品ができないといったことがあるかもしれません。

誰にでも起こりうることであり、フリーランスとしてどう対処するかを考えておくのは、むしろビジネスである以上、当たり前のことだと思います。

自分がどうしても対応ができないが、納品はしていきたい方は、信頼するクリエイターに引き継ぐ、または納期を遅延して自身で対応することもあります。

もし、心配に感じている方は必ず確認してみましょう。

突然の廃業リスクが考えられる

フリーランスと突然連絡が取れなくなった。突然廃業してしまい、制作途中の案件が納品されなかった…なんてケースが稀にあるようです。

いろんなサイトでも、「フリーランスは、廃業リスクが高く信頼できない」なんて紹介されることもあり、とても悲しい気持ちになります。
確かに、少なからずあるケースかもしれませんが、そういったことは少なくなっているようには思います。

働き方が変わり、フリーランスではなく副業として転向するなどあるかもしれません。確かに、製作費を払って逃げられるなんて…あってはならない事だと思います。

そういったケースを避けるため、契約が確定した段階で契約書を交わすなど、トラブル防止を必ず行っておきましょう。

クオリティに差がある可能性もある

フリーランスの中には、クオリティに大きな差があるのは、わたしも感じていますし、実際に納品されたものをみて不安に感じて、わたしの方に改めて制作を依頼した方もいました。

まずは、クオリティのチェックは、制作実績やその方のホームページで確認することができるので依頼前には必ずチェックしましょう。

ただし、フリーランスは制作会社で勤めてきた実績のある方も多いので、それほど不安に感じることはないと思います。実績があるということは、それほど経験をしてきている証拠です。

ただし、デザイナーにもできない・専門外のことはあるでしょう。
わたしの場合、デザインには自信があってもエンジニアのような高度な知識はありません。でも、そういった依頼が来ても対応できるよう、専門的な技術に特化した信頼するエンジニアさんに依頼することはあり、そういったフリーランス同士でのフォローは珍しい行為ではありません。

制作会社がチーム編成で行うように、フリーランスでもそういったケースがよくあります。

フリーランスにホームページを依頼する場合の5つのポイント

では、実際に依頼を検討していく際に、気を付けるべきポイントをご紹介します。これは、わたしが制作会社の時から、フリーランスの方に依頼する際に、気をつけていたポイントでもあります。

難しいことではないので、よければ試してみてください!

デザイナーとの相性は合うか

いくら制作実績があり、クオリティが高くても自社との相性が悪いと、制作過程でトラブルや不快な思いになることはあります。

制作に関する内容も大切ですが、デザイナーとの相性も重要です。そこでまずは、問い合わせをしてみて、実際にコンタクトを取るようにしましょう。メールの対応、ヒアリングでのオンライン対面などで、どういった人なのかが見えてきます。

デザイン制作から公開の対応が可能か

ホームページ制作の工程はいくつもあるため、フリーランスがどこまで対応可能なのかはチェックしておきたいですね。デザインしか作れませんという場合、公開する工程を別のクリエイターに依頼する必要があります。

デザインから公開まで、まるっと任せられるデザイナーであれば、手間もかからずスムーズに作業が進みます。
もし依頼する場合は、「ホームページを依頼する場合、どこまでの工程をお願いできますか?」という感じで聞いてみるといいですね。

制作実績などを確認しクオリティを確認する

納品された後に「こんなデザインじゃない…」なんて、トラブルを回避するためにも必ず制作実績を確認し、その方のデザイン性も踏まえて確認しましょう。

依頼される案件に応じて、デザイン性に違いはあるので実績全体をチェックし、自分がしっくる好みであるかを確認してみましょう。

制作費を確認する、見積もりをとってみる

制作の過程での追加対応や修正により、見積もりの金額とは別に請求される場合があり、これはフリーランス・制作会社の両面で聞く話です。

本来であれば、見積もりを出すタイミングでそういった部分はしっかりと把握した金額を提示する、または確認や説明がされるものです。なので、そういったトラブルを防ぐためにも、見積もり金額にはどんな工程が含まれているかの確認を行う、追加費用が発生した場合は費用のすり合わるなど対策はしておきましょう。

制作後のホームページ管理を行っているか

ホームページは、公開したら終わりではありません。
アクセス数や、どういった方法でサイトを訪れたかなどのアクセス解析、サイト管理や改善点の対応など、やることは意外と多いです。なので、そういった対応も一括で依頼できる方が安心でしょう。

ホームページ公開後、サイトの運営や管理も担当できるかは、問い合わせの時点に確認しておきましょう。

フリーランスにホームページ制作を依頼した場合の相場はどれくらい?

ホームページ制作の場合、ページ数(ボリューム)とクオリティや、機能の追加などで製作費が決まっていきます。
通常の中小企業のホームページは、おおよそ10ページ。一般的なブログ機能・お問い合わせフォームを設置すると、相場は以下の通りです。

一般的な制作会社:60〜150万円
マーケティングなどの専門分野が強みの制作会社:100万円以上
フリーランス:15〜30万円

フリーランスのメリットである、価格の面は歴然とした差がありますね。制作会社時代にも、フリーランスに方に依頼することはありましたが、やっぱり「価格が安い」という理由でした。適切な方が見つかれば、「こんなに安くていいんだろうか…」と思うほど…それくらい、フリーランスは安くてクオリティもある方が多いということです。

フリーランスへ依頼したい場合の探し方

いざ、制作を依頼したい場合どこで探せばいいのでしょうか?と悩む方向けに、探す方法やポイントをご説明します。

WEBで検索してみる

GoogleやYahooなどのweb上で、フリーランスのホームページを探すことができます。
「フリーランス ホームページ制作」といったキーワードのほか、地域を絞りたい場合は、地名を入れるとヒットします。

ホームページでは、制作実績やサービス紹介など制作に関わる情報を多く取得できるほか、ブログなどが書かれていれば、人柄も知ることもできます。

SNSを利用してみる

TwitterやInstagramでは、フリーランスのアカウントが多数存在します。
検索機能を使い、「ホームページ制作 フリーランス」「webサイト フリーランス」といったキーワードで検索するといいでしょう。また、ハッシュタグを用いた検索の仕方でも、見つけることができます。

制作実績や、日常の様子などもチェックし、その人の人柄もチェックすることができます。

知り合いに紹介してもらう

友人や知り合いに、フリーランスを紹介してもらう方法もあります。

実際に頼んだことがあって紹介してもらうってことは、スキルや人柄は安心できるんじゃないでしょうか。頼んでみたけど、良くない人はまず人に薦めたりはしません。

まずは、求めているサービスの依頼が可能であるか、また相性を確認するためにも、直接連絡をとってみましょう。何度も言いますが連絡をする・相談をするのはタダです!

わたしも以前に、お客様がわたしをいろんな方に薦めてくださり、依頼を受けたことがあり「ご縁ってこうやって広がっていくんだな」と強く感じました。

クラウドソーシングを利用してみる

クラウドソーシングとは、スキルや専門知識を必要とする企業とフリーランスをマッチングするサイトです。アカウント登録などの手間はかかりますが、誰でも利用することはできます。

ビジネスの使用はもちろん、個人として依頼する方もいます。出品しているサービスを購入するパターンと、自身の制作案件を掲載しフリーランスが応募するパターンのほか、クラウドソーシング側で紹介を受けるパターンもあります。

見極めるポイントを抑えれば、フリーランスに依頼は怖くない

ここまでご説明してきましたが、本当にフリーランスに依頼することは不安ですか?
確かに、メリットよりデメリットを考えてしまい躊躇してしまうかもしれませんが、対策を行えばデメリットを感じず納品までたどり着けるはずです。

・どれくらいのクオリティがあるか
・制作範囲はどれくらいできるのか
・サポート内容は完備されているか
・どんな人柄であるか

など、見極めて依頼できれば、この先もずっと心強いビジネスパートナーになってくれます。
制作会社が、フリーランスへ依頼するってことはメリットを理解し、きちんとした見極めをしているからです。ここでご紹介したポイントをぜひ試して、あなたにあったフリーランスを探してみてください!


Writer

TUNA

北海道千歳市出身。現在は、北海道と愛知県を拠点にする、マグロも釣るフリーランスクリエイター。
ものづくりの話から日常のこと、御朱印集めをきっかけに年間30箇所以上の神社仏閣を参拝し、開運旅行のレポートも紹介するマルチライターで10万PV超え。毎日を面白く・楽しむブロガーとしても活動中。