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苦手や苦手意識と向き合い、克服してみようとやってみた

苦手や苦手意識と向き合い、克服してみようとやってみた

人なら誰でも、苦手なモノってありますよね。
人付き合いが苦手、勉強が苦手、パソコンが苦手、スポーツが苦手、こんな食べ物が苦手など…あなたには、どんな苦手なモノがありますか?

実は、「苦手」と「苦手意識」って別物って知っていましたか。わたしは今回のブログを気に知りました。
苦手は、どうしても苦手なこと、苦手意識は、苦手と思っている状態だそうです。苦手ってキーワードも、いろんな意味合いがあるのですね。

今回の記事に関しては、あくまでも「ひとりの人間目線」でのお話で、わたしは精神科医でもなくカウンセラーでもありません。
ひとりの人間が、苦手や苦手意識と向き合い、克服していけるかという体験談のお話です。

だれにでも苦手なモノってあるんだよね

アラフィフの世代になるわたしでも、苦手なモノってあります。どんなに長く生きていても、苦手なモノがひとつもない人っているのかな?と考えます。

だから、「苦手なモノがある=いけないこと」とは思いません。
ちなみに、私の苦手なモノは

・車の運転
・長距離走
・人前で話すこと
・英語
・数学と理科
・文章を書く事
・楽譜を読むこと
・勉強

思いつくモノだと、こんな感じかな?

学生時代から自覚していたこともあれば、大人になって自覚したモノもあります。だた、苦手なモノがあっても普通に生きていくことは出来ているので、「苦手なことだってあってもいいじゃん」と思っているし、例え身近な人に苦手なモノがあっても、わたしはそれほど気にしません(笑)

苦手なモノがあるって悪いこと?

わたしの経験談ですが…
車の運転が苦手なわたしですが、実は7年ほど前まで普通に車を所有して、普通に運転していました。

「じゃあ、なんで苦手なの?」と言われると、色々な出来事が重なって結局は苦手だなという意識や思いが強くなった感じです。

車の免許取得は19歳。免許を取ってからは友達を連れて長距離ドライブに行ったり、仕事に使ったりと車をよく運転していました。でも、ときどき縁石に乗り上げ、駐車場で他の車に擦ったこともあり、自分の中でだんだんと苦手だなという意識が強くなっていきました。

そこからゆっくりと、車を運転することが苦痛になり29歳の時には、強迫性障害と診断されました。先生から「無理にしていることがあれば、心を落ち着かせるためにも辞めていきましょう」と言われ、真っ先に頭に浮かんだのが車の運転でした。

強迫性障害でも種類が色々とあり、わたしの場合は確認行為と加害恐怖が当てはまります。
車の運転時に必ず、加害恐怖が酷くて車を運転することが、ものすごく辛かったです。

そして強迫性障害とプラスし、ストレス性難聴と心因性視力障害というストレスによる視力低下、視界が見えづらいこともあったので「これで、無理に運転しなくていいんだ」って、心の底からホッとしたことを今でも覚えています。

でも、そこからです。
「免許があるのに、なんで運転しないの?」と、家族には耳にタコができるほど言われ、友達と出かける時も必ず連れっていってもらう立場になり、「この人、なんでいつもわたしの車を頼るんだろう?」って思われて、疎遠になる人もいました。

趣味が釣りのため、どうしても交通の便が悪い場所に行くこともよくあり、その度乗せてもらっていたこともありました。「目的地は一緒だし、乗せてくよ」とは言われたものの、だんだんと「自分で運転してったら?」と言われたことも…

「わたしは病気で運転が出来ない」と伝えても、結局はその理解を得ることが出来なかった。「たまに、運転するくらいはいいんじゃない?」と言う人もいましたが、たまに運転して事故を起こしたら、だれが責任を取るんだろう?って、内心そう考えちゃいました。

だったら、理解されない人と無理に付き合う必要があるのか?と、少し性格が悪い人の考えかもしれませんが、そう考えるようになりました(笑)

実際に疎遠になった人もいたけど、こんなわたしを受け入れてくれた友達はたくさんいます。

わたしの考え方として、「苦手なモノがあっても時として、協力しあっていこう」というスタンス。例え友達に苦手なモノがあっても、強要はせず「何か手伝えることがあったら言ってね!」と言うタイプで、今わたしを受け入れてくれている友達は、みんなこういう考え方なんじゃないかなって。

苦手なモノがある=悪いこと、ではなく、苦手なモノがある=そんなこともあるよねというスタンスでいいと思うのです。

苦手は克服しなくてもいい?

苦手なものは、克服しなくてもいいの?と言われると、答えはノーだと言います。じゃあ、今までの話って、なんだったの?と思いますよね(笑)

やった事ないけど、自分はきっと苦手だから「じゃあ、やらない」では、ただやりたくないんだなと思うし、社会人になれば時として、苦手なことをしなきゃいけない場面もあります。
そういう時に、苦手だからやらないのではなく、苦手だけど苦手なりにやってみた方が、周りからの評価は全然違ってくる。

わたしの若い頃は、「なんか難しいな」「よく分からんなー」って思い、諦めちゃうことが多いタイプでしたけど、今思えばそれって良くないことだなと後悔しています(笑)

そういうことを考えると、苦手なことをただやらないじゃなく、苦手なこと向き合ってみてもいいのかなって。
苦手と感じる根本的な理由は、なんだろう?って。もしかすると、そこから解決できる糸口が見つかるかもしれない。

苦手なモノにもコツはある

では実際に、わたしの苦手なモノはどうして苦手なんだろう?何が苦手なんだろう?と、自分なりに分析をしてみます。

車の運転
前向き駐車、バックで車を移動する時にちょっとした怖さがある、車の車幅がイマイチ掴めていない、死角になる部分があることが怖い、集中力が必要すぎて疲れてしまう
長距離走
ただただ疲れる、足が痛くなる、なんか飽きてきちゃう
人前で話すこと
多くの人に見られると緊張してしまう、うまく話せるかなと強張ってしまう、緊張しやすい
英語
英語の単語そのものを覚えられない、何を言っているのか聞き取れない
数学と理科
理解できないことが多すぎて、もう無理と挫折しやすい
文章を書く事
まとまりがない事がある、日本を丁寧に書けている自信がない
楽譜を読むこと
音符がそもそも読めない、瞬時を演奏しているか把握できない
勉強
「難しい」と感じて挫折しやすい、疑問が多すぎて疲れちゃう

赤裸々すぎて、恥をかいてしまいそうですが、向き合ってみるのはすごく大事だと思うので正直に書きました。こう書いてみると自分の弱点も見えてくるし、もしかすると原因を解決したら克服できそうだと思えてきます。

勉強全般的…理解できず挫折したことが原因であるなら、理解できるきっかけがあれば楽しいと感じていたかもしれません。
理解したぞって自信を持てるくらい、誰かに質問しておけば良かったなと、今はすごく思っています。あとは、教材を探してやってみるか、自分の行動ひとつで変わっていたかもって考えることもあります。

文章を書く事…まとまりがないのは、書く事が定まっていない。文章を作成するための、教材や本を読んでみて、チャレンジしてみる。

人前で話すこと…うまく話せるかなと考えてしまう、たくさんの人がいる中で失敗したらどうしようと考えてしまう。なら、話す内容をしっかりとまとめておくように準備をしておく。

長距離走…足が痛くなるのは、走り方に原因があり、疲れてしまうなら疲れにくいフォームを見つける。爽快に走ることができれば、飽きずに走り続けることができる。

車の運転…運転技術に不安があるなら、改めて講習を受けてみて疑問を解消する。運転技術に不安があるため、恐怖心を抱いてしまう。その状況が続くため、緊張感も高まり疲れてしまう。

書き記すことでなんだか、解決策が見えてきそうな気配。客観的に見ると、自分が納得するほど理解ができていなかった、コツをつかめないままだったのだなと気付かされました。

コツを掴めれば、疑問も持たず理解もできるし、きっと不得意を思うことはなかったかもしれませんね。
そして、わたしもコツを掴む前に断念し、挫折してしまったんですね…なるほど!

苦手と向き合ってみたら、見えてきたこと

長距離走が苦手ですが、実は10年前からハーフマラソンの大会に出場しています。苦手だし、日課にして走っているわけではなく、大会2ヶ月前からのんびりと練習を始める程度。

それじゃ、コツなんて掴めないよね(笑)とツッコまれそうですが、その通りです。

特別な理由はないけど、出場してみようか…と思いたち、もう10回は走っています。毎年エントリー時期になれば「また、あんな過酷なことをやるのか…」と憂鬱になりながらも、なぜか続けている。

本当にナゾが多いです。

そのナゾの中にも、レース中の辛さと向き合い、ゴールした時の「わたし、がんばった!」という、自分なりの達成感を感じているからこそ、続けられるのかもしれません。

3年前から、日課で筋トレを続けて、今年その成果を大会で実感することができました。足の痛み・疲労感も感じることなく、「今日は、なんだか楽しいな!調子いいなー!」という感情に出会った…あれが、もしかすると自分が求めていた爽快感ってやつかもしれない。

コツなんて掴めてないかもしれない、まだまだ人よりペースとしては遅いけど、それでいいんです。自分なりに向き合い、コツを見つけ出そうとしている。
苦手と向き合い、自分のペースでなんとなく続けていくのも悪くはないと思っています。

苦手を克服していく人へ

今回、わたしの実体験も交えてお話をしてきましたが、苦手と向き合ってみよう、克服してみようって気持ちになれましたか?

冒頭にもお話したように、誰にでも苦手なモノがあるはずです。だれもが憧れるイケメンや美人な人であっても、きっと苦手なことってあると思います。

でも、苦手なこと全てから目を背けるより、まずは向き合ってみて、その先どうしてみようかと考えるくらいはいいのかな。そこから、どう行動するかは自分次第。

苦手を初めから完璧にこなすのは無理だと思うから、コツコツと自分なりのペースでやってみる、または人から教えてもらうことも克服していく方法だと思います。そして、きっかけを通して、コツが掴めるといいですよね。

わたしも、文章の書き方については講習を受け、以前と比べ理解もでき、コツも掴めてはいる。人に教わるって、質問もできるし本当にありがたいことだと思うし、自分の成長も見えて楽しいって感じています。
自分が目指すところは、まだまだ遠い。だからもっと、本を読んだり文章を書き続けようとしています。

車の運転は、まだ正直怖い思いが強くて、行動にすることもできません。強迫性障害と診断されてから、特別な治療をしているわけじゃないから、完治はしないと思います。

だた、そんな中でも確認行為をすることもなくなり、今は加害恐怖のみ。
以前より「自分で運転できたら、こんなところに行ってみたい」「ペーパードライバー講習受けてみようかな」と前向きな考えができるようになり、時々実家の敷地で母の車を使い、駐車練習をするようになりました。

微々たる行動だと思われても、今の自分の100%だと思っています。
強迫性障害の加害恐怖は、自分にとってもトラウマを感じる部分も大きいと思います。ただ、去年よりも数パーセント前向きになれているからOKでしょう!

今回このブログを書くことがきっかけで、自分の苦手なモノと改めて向き合うことができました。向き合ってみて、なんとなくやってみようかなという気持ちにもなりました。

自分のネガティブや苦手と向き合うって、なんかイヤだなと思うけど、今は本当にいい機会だったなって素直に思っています。

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

Writer

pear design かおかな

かおかな

北海道と愛知県を拠点に、ホームページ制作やWEBデザイン制作をしている小さなウェブデザイン事務所「pear design」です。

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